とりあえず作ってみた後に、修正を繰り返すことによって、完成形に近づけていく開発方法です。試行錯誤しながら完成させるノウハウともいえます。
従来のやり方は、「最初にきっちりと設計して、制作する」という流れをとりますが、完全な流れ作業になるので、人も時間もかかるし、コストが高くなります。
アジャイル開発は、高速に試行錯誤をするためのインフラが大事です。少人数の精鋭部隊に適している開発手法だと言えるでしょう。
アジャイルって変な名前!
「素早い」「機敏な」「頭の回転が速い」って意味なんだよ。
なんで早いのか説明して!
アジャイルだから早いわけじゃなくて、高速に開発している会社のやり方をモデル化してアジャイルって名前をつけただけだよ。
そうだよね、言うのは簡単だけど、やるの難しそうだもん
ほんとにそのとおり、だいたい下請けいっぱい使ってシステム請け負ってる会社が、いきなりアジャイル始めたら、失業者であふれかえるよ。
一歩間違えるとリストラ用語にもなりそう、イメージはよくわかったよ!
ユーザーから要望を聞いて、何度も会議をして企画・仕様書を作る、その後、それを下請けの開発会社に投げる。
これだけでも3社が絡んできます。組織形態によっては、アジャイル開発は困難を極めます。
自社だけで解決できる問題ではなく、体制を抜本的に変更しなければ無理でしょう。
その一方で、自社開発が基本で、人数も少ない会社は、自然にアジャイル開発に向かうでしょう。そしてGitHub、AWSなどのクラウドサービスは、さらに彼らに追い風です。
アジャイル開発は、新陳代謝も映す深いテーマなのです!